2025.5.21
苦しみの中で生きてきた、あなたへ。
同じように生きづらさを抱えてきた一人として、どうしても伝えたいことがあります。
まず最初に伝えたいのは、あなたの苦しみは、あなたのせいではありません。
あなたが悪いわけでも、間違っているわけでも、劣っているわけでもない。
ただ“存在していること”が責められるべきことなんて、決してないんです。
これまで、想像を絶するような苦しみに耐えながら、
それでも誠実に、真っ直ぐに生き抜いてきたあなた。
それは、誰にでもできることではありません。
誰にもわかってもらえない痛みの中で、
自分だけを責め続けてきたかもしれません。
でも、その苦しみの根っこは、あなた自身が生んだものではないんです。
あなたのやさしい心に、
「あなたのため」という名前の“毒”が、
何本もの針のように刺さってきた――そんな感覚はありませんか?
その針が、あなたに「自分が悪い」と思い込ませてしまった。
だけどそれは、騙されていただけなんです。
あなたが苦しむ理由なんて、本当はどこにもなかった。
だから、もう自分を責めなくていいんです。
責める必要なんて、どこにもないんです。
あなたはこれから、自分の人生を自分の手で選んでいい。
あなたという存在の中には、心の深い場所に確かな強さがあります。
刺さった針を抜くときには、痛みが伴うかもしれません。
涙が流れるかもしれないし、傷跡が残ることもあるでしょう。
でも、その痕さえも、あなたの魅力や人間的な深みになっていきます。
それは、あなただからこそ持てる優しさと強さです。
どうか、信頼できる人を探してみてください。
声が小さくても、震えていても、大丈夫。
かすかな声に耳を澄ませてくれる人が、きっといます。
あなたはひとりじゃありません。
あなたがこれまで生き抜いてきたその時間に、
心からの敬意と感謝をこめて。