ミライワーク広島・川崎|ひきこもり・リワーク・職場復帰・就労支援・自立訓練

line
line

お知らせ

【シリーズ:体験記⑳】ストレス発散、わたし流の方法

2025.9.30

1.いつの間にか積もるストレス

ストレスって、いつの間にか積もってる。

気づいたときには「あれ、なんでこんなにしんどいんだっけ?」と、自分でも理由がわからないほどになっていたりする。

わたしは、何か大きなことが起きたわけでもないのに、ある日突然、心の中に重たい何かがのしかかっているような感覚になることがある。

まるで、知らぬ間にリュックに石を詰め込まれていたような。そりゃ、歩くのもしんどいわけだ。

だからわたしは、意識して「軽くなる瞬間」を作るようにしている。つまり、ストレス発散ってやつ。

2.紙に「ぐるぐる」を描く

わたしにとってのストレス発散方法は、派手なものじゃない。

バンジージャンプとか、断崖絶壁で叫ぶとか、そんなドラマみたいなことじゃない。(いや、やってみたい気持ちはちょっとあるけど)

もっと地味で、日常にちょこんと置かれたようなもの。

たとえば、紙に思いっきりぐるぐるを描く。子どもの落書きみたいな、意味のないグルグル。

感情のモヤモヤをペンに込めて、ぐるぐる、ぐるぐる、ただただ描く。やってる最中は「なにこれ意味ある?」と笑えてくる。

でも、不思議と終わった頃には少し気が楽になっている。ペンを通して、心の中に溜まってたモヤが紙に移ってくれたような感覚。

3.一人カラオケで叫ぶ

他にも、わたしはときどき「一人カラオケ」に行く。

友達とワイワイするのも楽しいけど、一人で行くと選曲も自由、音程も気にしない、なにより「とりあえず叫べる」。

とくに疲れているときは、歌というより、ほぼ叫び。

「え、それ歌ってる?」と自分でも思うけど、それでいい。

部屋の中で思いっきり声を出すと、心の中の詰まりがスッと抜けることがある。やっぱり「出す」って大事

4.書くこと・話すこと

「書くこと」もわたしにとっては大きなストレス発散だ。

頭の中でグルグルしている不安や怒り、寂しさを、言葉にして出す。

書いてみると、思ってたより大したことなかったり、「あれ?これって本当は別のことが気になってたのかも」と気づけたりもする。

そして、何よりも効果的だなぁと思うのは「誰かとちょっと話すこと」。

「聞いてくれる人」がいるって、それだけで救われる瞬間がある。

「大丈夫?最近元気?」ってたった一言で、心がほぐれることもある。相手に解決してもらわなくてもいい。

ただ話すだけで、重たい気持ちが少し軽くなる。言葉って、やっぱりすごい。

5.無理しない「しない日」

でも、人と話すのもしんどいなってときは、無理しない。

そういうときは、ペット動画を見てひたすら癒されたり、ベッドで布団にくるまって目を閉じたり。

「もう、今日は何もしない」って宣言して、ただぼーっとする日を作る。

なにかを「しない」っていうのも、立派な発散方法だと思う。

6.こまめに抜くことの大切さ

ストレスをゼロにすることは難しいけれど、「ちょっと減らす」ことはできる。

一滴ずつでも水を抜いていけば、やがてはコップから溢れなくなる。

逆に、我慢して溜め続けたら、いつかドバッとこぼれてしまう。

だから、わたしはこまめに自分の心を観察して「あ、そろそろ抜いたほうがいいな」と感じたら、何かしらのストレス発散をしている。

7.自分のご機嫌をとる楽しさ

自分のご機嫌をとるのって、やってみると案外面白い。

思わぬところに、自分のツボが見つかったりもする。

どんな方法であれ、自分の心が「ちょっと軽くなる」なら、それで正解。

ストレス発散は、他人と比べなくていいし、「ちゃんとしてなくても」いい。なんなら、こっそりやってもいい。

人に見せなくても、ちゃんと自分の役に立ってる。

だから今日もわたしは、ぐるぐるを描いたり、ひとりで熱唱したり、猫動画を見てニヤニヤしたりしてる。

それで「ちょっと楽になったな」って思えたら、もうそれだけで合格点。