4.好きなことをしている自分を想像する
人の目が気になり始めたら、わたしは頭の中で、好きなことをしている自分を想像します。
ここで言う「好きなこと」って、派手な趣味とか、すごい成果が出ることじゃなくていい。
安心できて、ここちよさを感じて、体が少しゆるむようなこと。
呼吸が深くなるようなこと。
そういうやつです。
わたしの場合、それはアクセサリーを作ることです。
頭の中で完成した形をイメージして、ちょっとわくわくしながら手先を動かす。
段々と形になっていく。
完成したものを見つめながら、一人でにやにやする。
あの時間が、わたしはたまらなく好きです。
人の目が気になったとき、わたしはその“にやにやしてる自分”を思い出します。
想像でもいい。
思い出でもいい。
とにかく「わたしがここちよくなってる場面」を、頭の中に呼び戻す。
そうすると、不思議なんですけど、こう思い出せるんですよね。
「大切にしたいのは、好きなことをしているわたしであって、他者の評価じゃない」
これを思い出せるだけで、ぐっと楽になります。
人の目がゼロになるわけじゃない。
でも、優先順位が戻る。
つまりこれは、「正解は自分の中にある」ということを思い出す作業なんだと思います。
外側に正解があると思うほど、人の目は鋭くなる。
内側に正解があると思えるほど、人の目は“ただの目”になっていく。
5.「気にしないようにする」のが怖い理由
とはいえ、気になってしまった人の目を、敢えて気にしないようにするのって怖いです。
だって、それは今までの生存戦略を変えることだから。
「相手の正解に合わせておけば安全」
「ズレたら危険」
この感覚が体に染みついていると、正解を手放すのは怖い。
でも、わたしはこうも思います。
気になった人の正解に従って生きてしまって、自分の人生を捨ててしまうことの方がもっと怖い。
他人の脚本を演じ続けて、いつの間にか自分が何を好きだったのかも分からなくなる。
「嫌われない」代わりに、「自分を失う」。
それは、わたしにはかなりきつい取引です。