ひきこもり・職場復帰のための就労支援&自立訓練|ミライワーク広島・川崎

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お知らせ

【体験記49】疲れない働き方のコツ|60%で仕事を続けるための具体的な方法

2026.4.21

1.200%で働いていた頃

「60%で働く」って、昔のわたしは“手を抜くこと”だと思っていました。

なんなら悪いこと。

ズル。

怠け。

そんなイメージ。

だから常に200%で働いていました。

そうしないと怒られて、見捨てられると信じていたからです。

「ちゃんとやれないなら、ここにいる意味がない」みたいな感覚が、どこかにありました。

でも、そんな働き方は続きません。

続くわけがない。

体も心も有限です。

わたしは倒れてしまいました。

そこから10年。

いろいろあって、今のわたしは60%を基準にして働いています。

不思議なんですが、60%にしたからといって成果が落ちたわけじゃありません。

むしろ、仕事で良い成果を安定して出しやすくなったし、周りに迷惑をかけにくくなったし、プライベートのわたしも大切にできるようになりました。

なぜなら、わたしが納得したからです。

安定して働き続けるためのベストが、わたしにとっては60%だったと。

2.わたしの「60%」の中身

じゃあ、具体的にどう働いているのか。

わたしのやり方は、だいたいこの4つです。

1.定時の1時間前には「今日やるべきこと」を終わらせるのを目標にする

2.「定時の1時間前に終わる量」に今日やることを絞る

3.確認と相談をこまめにやる

4.休憩をしっかり取る

順番に書きます。

3.

① 定時の1時間前に終わらせるのを目標にする

これは「早く帰るため」というより、イレギュラーが起きても余裕を持てるようにするためです。

仕事って、予定通りに進まない日が必ずあります。

急な依頼、トラブル、差し戻し、確認待ち、電話一本で崩れる段取り。

それが普通。

だから最初から、余裕を確保しておく。

定時ぴったりに終わらせる設計だと、ちょっとズレただけで破綻します。

「余裕がある状態がデフォルト」になると、仕事の手触りが全然変わります。

② 今日やることは「1時間前に終わる量」に絞る

これは、優先順位をしっかり考えるということです。

「本当に今日中にやらないといけないこと」って、実はそんなに多くない。

わたしはそう感じています。

もちろん締切がある仕事はあります。

でも、世の中には「今日じゃなくてもよかったのに、今日やろうとして自分が燃える」仕事もたくさんあります。

明日できることは明日やる。

この気持ち、けっこう大切です。

それは先延ばしではなく、エネルギー配分です。

“全部今日やる”は、毎日200%に直結します。

③ 確認と相談をこまめにやる

これは、「100点を目指さない」ということです。

というより、20点、40点、60点の段階で確認するようにしています。

仕事って、完成させてから「違います」と言われるのが一番きつい。

時間も気力も持っていかれて、心が折れます。

だから、途中で見せる。

途中で聞く。

「この方向で合ってますか?」

「ここまでの理解でズレてないですか?」

「優先順位これで良いですか?」

これをやると、結果的にスピードも質も安定します。

そして、100点じゃないといけない場面って、案外少ないです。

むしろ、60〜80点を早めに出して、調整しながら仕上げるほうが、現実的にうまく回る。

④ 休憩をしっかり取る

これは、サボりではなく、集中して仕事をするための技術です。

集中力って2〜3時間も続きません。

続いてるつもりでも、だいたい精度が落ちています。

だからわたしは、10分くらいの休憩を1時間おきくらいに取っています。

トイレに行く、飲み物を取りに行く、ちょっと歩く、ぼーっとする。

これだけで、午後の崩れ方が全然違う。

4.60%で働くとは「常に余裕を持つ」こと

結局、60%で働くって、常に余裕を持つことだと思います。

余裕があるから落ち着いて取り組める。

落ち着いているからミスを防げる。

深く考える余白もできる。

だから仕事の質が上がって、安定して良い成果を出しやすくなる。

さらに、仕事終わりの疲労がそこまで大きくないので、プライベートを充実させるエネルギーが残ります。

プライベートが充実すると、仕事のストレスも回復しやすい。

回復できるから、次の日もまた働ける。

この循環が、わたしにとっては一番大きいです。

5.常に全力だと、イレギュラーで破綻する

常に全力で働くと、イレギュラーが発生した瞬間に破綻します。

もともと上限で走っているから、上振れが来たら終わる。

逆に言うと、余裕があれば、多少の波は受け止められます。

わたしは、仕事の大部分って「安定して勤務すること」だと思っています。

とりあえず毎日職場に行く。

それだけで、求められていることの大半は達成している。

そこから先は、

「どうしたら疲れないか?」

「どうしたら崩れないか?」

を基準に考えていくと、たぶん自然と60%の働き方に寄っていくんじゃないかなと思います。

6.おわりに:60%は、ちゃんと働くための戦略

60%で働くって、怠けることじゃありません。

むしろ、ちゃんと働き続けるための戦略です。

100%を毎日出し続けるより、60%を毎日続けられるほうが強い。

わたしは今、本気でそう思っています。

「疲れないにはどうしたらいいか?」

この問いを持つだけで、働き方は少しずつ変わります。

そしてたぶん、仕事のために生きるんじゃなくて、人生を充実させるために仕事をする。

その順番が戻ってきます。

わたしは、60%で働くことを、これからも真面目に続けていきたいです。