ひきこもり・職場復帰のための就労支援&自立訓練|ミライワーク広島・川崎

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【体験記67】仕事に行きたくない朝に考えること|自分を責めず、無理をしないための対処法

2026.8.25

朝、目が覚めた瞬間に思うことがあります。

「今日、仕事に行きたくないな」

布団から出たくない。

着替えたくない。

職場まで移動することを考えただけで、もう疲れる。

そんな朝はありませんか。

わたしにはあります。

以前は、「仕事に行きたくない」と感じた瞬間、自分を厳しく責めていました。

「働くのは当たり前だろ」

「みんな嫌でも行っている」

「これくらいで休んだら怠けだ」

「また周りに迷惑をかけるのか」

仕事に行きたくない気持ちに加えて、自分を責める声まで出てくる。

ただでさえ動けないのに、心の中で自分を殴りながら、出勤の準備をするような状態でした。

今は、仕事に行きたくない朝に、少し違うことを考えるようにしています。

1.「行きたくない」は結論ではなく、今の状態

まず考えるのは、

「仕事に行きたくないというのは、今日のわたしの状態なんだ」

ということです。

仕事に行きたくないと感じたからといって、仕事を辞めなければならないわけではありません。

仕事が嫌いだと決まったわけでもない。

社会人として失格になったわけでもありません。

ただ今、この瞬間のわたしが、仕事へ向かうことをしんどいと感じている。

まずは、それだけです。

以前のわたしは、一つの感情から人生全体の結論を出していました。

「行きたくない」

↓

「働けない」

↓

「役に立たない」

↓

「生きている価値がない」

朝から、とんでもない飛躍です。

でも、しんどいときの頭は、こうした極端な結論を本気で出してきます。

だから今は、「行きたくない」を評価や結論にせず、体調や気分を知らせる情報として受け取ります。

 

2.仕事ではなく、朝がしんどいだけかもしれない

次に考えるのは、

「本当に仕事が嫌なのか。それとも、今起きて動くことがしんどいだけなのか」

ということです。

寝不足かもしれない。

前日の疲れが残っているのかもしれない。

気温や天気の変化で、体が重いのかもしれない。

職場で気になることがあり、不安になっているのかもしれない。

あるいは、単純に布団があまりにも心地よくて、外に出たくないだけかもしれません。

「仕事に行きたくない」という言葉の中には、いろいろな状態がまとめて入っています。

そこを少し分けて考えてみると、対処の仕方も変わります。

寝不足なら、今日は早く寝る。

体が重いなら、仕事量や優先順位を見直す。

職場に不安があるなら、誰かに相談する。

本当に限界なら、休む。

理由を完全に突き止める必要はありません。

ただ、「仕事に行きたくない=わたしは怠けている」と決めつけないだけでも、少し呼吸が楽になります。

3.今日一日ではなく、次の一動作だけを考える

仕事に行きたくない朝に、「今日一日を乗り切ろう」と考えると、わたしは余計に苦しくなります。

勤務時間、仕事量、人との会話、帰宅するまでの移動。

一日分をまとめて想像すると、朝の時点ですべてを背負うことになるからです。

だから、次の一動作だけを考えます。

まず、起き上がる。

次に、水を飲む。

顔を洗う。

着替える。

家を出る。

駅やバス停まで行く。

職場に着いたら、席に座る。

細かく区切ると、「一日働く」という巨大な課題が、小さな動作に変わります。

どのくらい仕事を頑張るかは、職場に着いてから考えればいい。

朝のわたしの仕事は、会社で成果を出すことではなく、まず玄関から出ることです。

 

4.職場に着いたら、60%でいい

以前のわたしは、仕事に行きたくない日に限って、普段以上に頑張ろうとしていました。

行きたくないと思った自分を打ち消すために、仕事で結果を出そうとする。

周りに怠けていると思われないように、いつも以上に早く動く。

でも、それをすると、さらに疲れます。

仕事に行きたくない朝は、すでに心や体の余裕が少なくなっている可能性があります。

そんな日に200%で働いたら、あとで崩れてしまうのも無理はありません。

だから今は、

「職場に着いたら、今日は60%でやろう」

と考えます。

今日中に必要な仕事だけを選ぶ。

分からないことは、早めに確認する。

きちんと休憩を取る。

対応が難しい依頼は、その場で抱え込まずに相談する。

行きたくないのに、職場まで来た。

それだけで、その日の大きな仕事は、すでに終わっている。

そんなふうに考えると、少し肩の力が抜けます。

5.休む選択肢も残しておく

もちろん、どうしても行けない朝もあります。

体が動かない。

涙が出る。

強い不安や恐怖がある。

いつものしんどさとは、明らかに違う。

そんなときまで、「次の一動作だけ」と自分を押して、無理に出勤する必要はないと思っています。

仕事に行くか、休むか。

その選択は、自分の健康を基準に考えていい。

誰も、わたしの健康を代わりに守ってはくれません。

無理に出勤して倒れても、失った体力や時間を、誰かが返してくれるわけではありません。

だから、「今日は休む」という選択肢も、最初から消さないようにしています。

休むことは敗北ではなく、生活を続けるための調整です。

強い不調が続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、医療機関や相談機関を利用することも必要だと思います。

 

6.「行きたくない」と思っても大丈夫

仕事に行きたくないと思うこと自体は、悪いことではありません。

人間は機械ではないので、毎朝同じ状態で起動するわけではない。

元気な朝もあれば、心や体が重たい朝もある。

行きたくない日があるのは、自然なことだと思います。

大切なのは、その気持ちを理由に自分を否定しないことです。

「今日は行きたくないんだな」

まずは、それを認める。

仕事が嫌なのか、疲れているのか、不安なのかを少し考える。

そして、一日全部ではなく、次の一動作を選ぶ。

職場に着いたら、60%で働く。

本当にしんどいなら、休む。

わたしは、仕事に行きたくない朝に、そんなことを考えています。

行きたくないと思いながら出勤する日があってもいい。

行きたくないから休む日があってもいい。

どちらを選んでも、自分を責める必要はありません。

その日の自分の状態を見ながら、今日をどのように過ごすかを自分で決める。

それが、自分の生活を守りながら働くということなのだと思います。