ミライワーク広島・川崎|ひきこもり・リワーク・職場復帰・就労支援・自立訓練

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お知らせ

感情について考える【ミライワーク広島駅南センター】

2025.10.10

テーブルの中央に大きな模造紙を広げ、色ペンを手に取り、みんなで書き込みました。テーマは、プログラム「いろいろな感情の表現方法」です。

書き始めると、模造紙の白がどんどん色づいていきました。

「早口になる」「黙り込む」「肩がぎゅっと固くなる」「相手の顔色を探してしまう」「つい笑ってごまかす」「深呼吸を忘れる」——。文字の横には小さなイラストや矢印が加わり、線が線を呼んで、個々のメモがやがて一枚の“地図”になっていきます。誰かが「私は声が小さくなる」と書けば、別の誰かが「私は逆に大きくなる」と隣に添える。似ているところには丸がつき、違っているところには「なるほど」が並びました。

少し離れて全体を眺めると、同じ出来事でも反応の形が本当にさまざまだとわかります。体で受け止める人、言葉が先に出る人、まず距離をとる人。どれもその人を守るために身についた“やり方”で、良し悪しではなく、その人らしさの一部なのだと感じられました。そう実感できる、豊かな学びのあるプログラムになったと思います。