ひきこもり・職場復帰のための就労支援&自立訓練|ミライワーク広島・川崎

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お知らせ

【体験記54】人と話すと疲れる人へ|会話で消耗しないために意識していること

2026.5.26

1.人と話す疲れ

人と話すって、けっこうエネルギーを使います。

楽しいはずの会話なのに、終わったあとにどっと疲れていたり、なぜかモヤモヤが残っていたり。

昔のわたしは、それがよくありました。

いろいろ試してきた中で、今のわたしが意識していることは、シンプルに二つです。

① 相手の感情

② 自分の感情

どちらも目的は同じで、自分をここちよい状態に保つためです。

2. 相手の感情:相手が本当に欲しているものを見極めるため

相手の感情に意識を向けるのは、相手がいま本当に欲しているものは何かを見極めるためです。

人は話すとき、出てくる言葉と内面が一致していることは、ほとんどないなと感じています。

誤解されたくないので言うと、ウソをついているとか、わざと隠そうとしているという意味ではありません。

単純に、自分が本当に求めているものや、ありのままの感情を自覚するのが難しいからです。

だから、わたしは相手の言葉を言葉通りに受け取りつつ、同時にこう考えます。

「なぜ今、この言葉が出てきているんだろう?」

たとえば同じ愚痴でも、背景にある感情は違います。

・ただ楽しい感情を共有したい

・共感して笑いたい

・不安を解消したい

・安心したい

・怒りを吐き出したい

・受け止めてほしい

・寂しい

・つながりたい

・助けがほしい

・具体的な手を借りたい

ここを見誤ると、会話が噛み合わなくなるし、わたし自身もしんどくなります。

特に、相手の不安や怒りに無自覚に飲み込まれるときがつらいです。

表に出てきている言葉は「具体的な解決策の相談」なのに、実は不安を共有したり、不安の肩代わりを求めていたりすることがあります。

それに気づかずに相談に乗っていると、知らず知らずに心が疲弊していく。

最悪の場合、相手に操られてしまうこともあります。

これは、ズレです。

相手が本当に求めているものと、わたしが提供しているもののズレ。

このズレが、無自覚な疲弊を招いたり、単純にコミュニケーションの不協和を招いたりします。

だからわたしは、相手の話を聞きながら、

「この人は今、何を求めているんだろう?」

と感情を想像するようにしています。

相手の感情を見ているのは、相手のためでもあるけれど、同時にわたし自身を守るためでもあります。

3. 自分の感情:自分がニュートラルかを確かめるため

もう一つは、自分の感情です。

目的は、自分がニュートラルな状態にいるかどうかを見極めるため。

これが意外とむずかしい。

自分の感情を自覚するのって、本当に難しいです。

たとえば、人と話していて「楽しい」と思っているときでも、本当は楽しいんじゃなくて、不安が小さいだけかもしれない。

相手の機嫌をとるために必死で、とりあえず場が荒れていないから「楽しい」と勘違いしているだけかもしれない。

こういう無自覚なネガティブが怖いんです。

無自覚だと、知らず知らずに疲れていきます。

そして無自覚だから、なんで疲れているのか分からない。

分からないから、疲れの原因に対して適切な対処ができない。

それは困る。

だからわたしは、人と話している最中に、自分の感情の動きを見るようにしています。

「わたしはいま、自分らしくいられているか?」

「いま、緊張していないか?」

「相手の機嫌を取りに行っていないか?」

「無理して笑っていないか?」

そんなふうに、内側を軽くチェックする。

もしネガティブな感情が湧いているなら、対処します。

話題を変える。

少し黙る。

距離を取る。

早めに切り上げる。

その場でできる範囲で、自分を守る方向に舵を切る。

これって冷たいことではなくて、長い目で見ると誠実さだと思っています。

無理して付き合って、後で勝手に疲れて、勝手に相手を嫌いになるより、よっぽど健全です。

4.おわりに

わたしが人と話すときに意識しているのは、結局この二つです。

・相手の感情:相手が本当に欲しているものを見極める

・自分の感情:自分がニュートラルでいられているかを確かめる

この二つを意識すると、会話がうまくなるというより、会話のあとに自分が消耗しにくくなります。

人とつながりながら、自分もすり減らさない。

そのための小さな工夫として、わたしはこの二つを大事にしています。