※【プログラム変更】まん延防止等重点措置の延長に伴い、午後のワークショップは中止させていただきます。
障害者雇用ができない企業は生き残れない!?
1.概要・エントリー
日時 :2022年2月25日(金)
13:00~16:30
場所 :広島グリーンアリーナ大会議室
(広島県立総合体育館)
対象 :経営者、管理職、人事担当者
申込 :https://forms.gle/UScLydrtMVzbZVP96
【2022年2月18日(金)締め切り】
※定員となり次第募集を終了します
2.背景・目的
(1)ダイバーシティ・マネジメントと障害者雇用
企業が持続可能な成長を目指すうえで重要視されていることの一つにダイバーシティ・マネジメントがあります。ダイバーシティ・マネジメントとは、企業の持続的成長に向けて、多様な人材が働くことができる経営をするための戦略です。女性活躍、外国人雇用、高齢者雇用、障害者雇用、治療と仕事の両立など取組むテーマは様々ですが、すでに多くの企業が取り組んでいます。ダイバーシティ・マネジメントをコストとして捉えるのではなく、成長への戦略として描いてるのです。
私たちSDMS実行委員会としては、人材のダイバーシティにある様々なテーマの中から、多くの企業が抱えている課題の障害者雇用における「法定雇用率遵守」に対して、特に精神障害者雇用に課題を抱えている状況であることから、民間福祉が中心となったコンソーシアム「SDMS実行委員会」を組成し、精神障害者雇用に特化したダイバーシティ・マネジメントの啓蒙や普及に取り組んでいます。
※SDMSとは、「精神障害(S)のためのダイバーシティ(D)・マネジメント(M)SELECTION(S)」の頭文字をとった名称です。
(2)障害者雇用の現状
2021年6月、厚生労働省の調査の結果、障害者法定雇用率を充足している企業の割合は、47%で対前年比で1.6ポイント低下しています。さらに、障害者雇用を全くしていない(雇用者数0人)企業は、未充足の企業のうちの約6割を占めています。一方で、実雇用率は年々増加しており、2.15%から2.2%に上昇していることから、障害者雇用は全体的には進んでいます。
2021年3月に法定雇用率が2.2%から2.3%に上昇したことによって、従業員43.5人以上雇用している企業が対象となり、法定雇用率遵守の対象企業は増加していることを踏まえると、できる企業は雇用を増やし、できない企業ができないままでいる。障害者雇用は企業群を二極化しているのです。
そして、雇用者という点は、身体障害者は359,067.5人(対前年比0.8%増)、知的障害者は140,665.0人(同4.8%増)、精神障害者は98,053.5人(同11.4%増)と、いずれも前年より増加し、特に精神障害者の伸び率が大きくなっています。新規求職者数も精神障害者が多く占めており、障害者雇用を進めうえでは、精神障害者雇用が求められているのです。
しかし、精神障害者雇用には企業に3つの困難があると言われています。①行動対応の困難(職場内外での人間関係のトラブル)、②雇用管理の困難(通院や服薬なので体調管理、障害に応じた労働条件の調整)、③職務遂行の困難(採用・配置しても、作業効率など期待通りに発揮できない)、以上3つの困難は、企業にとって重い課題となっています。(参考:高齢・障がい・求職者雇用支援機構 『特集●障がい者雇用の変化と法政策・職場の課題』2017)
以上のデータや研究から、企業が障害者雇用を進めるうえで、精神障害者雇用ができるかどうかがキーポイントになっているのです。
(3)私たちの提供したいソリューション
2021年10月20日、私たちは、精神障害者雇用で一定の成果を上げられている企業を認定・表彰する制度「第2回精神障害のためのダイバーシティ・マネジメントSELECTION」を開催し、4社を優秀事業所として認定させていただきました。
精神障害者雇用ができる企業は、できない企業と比較して、いったい何が違うでしょうか。
今回のシンポジウムでは、優秀事業所4社のご協力をいただき、それぞれの取組みやノウハウを多くの企業に伝えることで、広島県の障害者雇用を活性化させることを目指します。
また、「精神障害」というものに対する偏見や誤解を少しでも無くしていくために、草津病院精神科副院長の藤田康孝氏をお招きして基調講演をしていただきます。
さらには、具体的な雇用の手順を学ぶために、障害者雇用のノウハウを持つLITALICOパートナーズが講師となって、ワークショップを開催します。
障害者雇用に課題がある企業の皆さまに、優秀事業所の取組みを知ることができる貴重な機会と考えています。
3.プログラム
【前半】定員:対面50名・オンライン100名
13:00~13:10
開会挨拶・SDMS取組みについて
SDMS実行委員会
実行委員長
前田裕生
(㈱ミライワーク代表取締役)
13:10~13:50
基調講演
精神障害に対する医療の現状
~就労することの治療的な役割について~
医療法人社団更生会 草津病院
精神科副院長
藤田康孝氏
休憩
14:00~15:10
優秀事業所トークセッション
「精神障害者雇用は企業の成長につながるのか?」
優秀事業所4社の障害者雇用の責任者にご登壇いただき、精神障害者雇用をする上で求められるリーダーとしての役割やそもそも売上高拡大や生産性向上につながるものなのかについてお話しいただきます。
①三栄グループ
三栄産業株式会社 代表取締役
米山 真和氏
ビルメンテナンス(建築物の清掃等)を主力業務とする三栄産業などで構成する三栄グループ代表。障害者をはじめ生活困窮者、DV被害避難者らを積極的に雇用しており、「多様な人たちが働いて楽しい」をグループ基本理念とする。障害者雇用率は14.50%。
■事前視聴動画(←リンク)※20分程度の動画です。
②株式会社大創産業
人事部 採用課課長
平 佑作氏
2018年㈱大創産業へ入社 正社員、パートアルバイトの採用業務や障害者雇用の推進を担当。特例子会社である㈱ダイソーウイングの事業統括も行う。目標は誰でも利用できるダイソーを誰でも生き生きと働ける職場にしていくこと。
■事前視聴動画(←リンク)※20分程度の動画です。
③八天堂株式会社
人事部部長
前田 昌巳氏
■事前視聴動画(←リンク)※20分程度の動画です。
④株式会社フレスタホールディングス
グループ管理本部 本部長
渡辺 裕治氏
1996年入社。水産部門担当として約6年間の店舗業務を担当。本社配属後は、人事総務の仕事を中心に、営業企画やカスタマーセンターなども経験し、現在に至る。2013年には、広島大学社会科学研究科博士課程前期マネジメント専攻修了、修士号取得。
■事前視聴動画(←リンク)※20分程度の動画です。
【進行役】
フリーアナウンサー 徳永真紀
SDMS実行委員長/㈱ミライワーク代表取締役 前田裕生
休憩
【後半】定員:対面50名
15:20~16:25
ワークショップ
「精神障害者雇用の方法を学ぶ」
講師:LITALICOパートナーズ
小グループ(5名程度)に分かれて、精神障害者雇用をする上での手順やノウハウを学びます。
これから雇用したい方、雇用に取組んでいるがうまくいかない(課題がある)方向けです。
16:25~16:30 15:10~15:15
閉会挨拶
株式会社LITALICOパートナーズ
LITALICOワークス広島横川センター
センター長
寺山 哲平
4.主催・後援
主催:SDMS実行委員会
(構成団体)広島県障害者相談支援事業連絡協議会(民間団体)
広島県障害福祉サービス適正運営・振興協議会
株式会社ミライワーク
株式会社LITALICOパートナーズ
広島障がい者就労支援協議会
後援:広島県、広島市、損保ジャパン、中国新聞社、㈱OnePurpose
5.お問い合わせ
株式会社ミライワーク 担当:前田裕生(ひろき)
082-942-5030(営業時間:月~土9時00分~17時30分)